【勝林寺②】臨済宗東福寺塔頭

【場所】 京都市東山区本町十五丁目七九五

勝林寺庭園

一月二日に座禅体験をし てきましたので、前回の続きをお話した いと思います。

和尚さんのお話が終わりいよ いよ座禅の始ま りです。説明を受けた通りに、 背筋を伸ばし両手をへソの前に置き薄目を開けていたのですが、邪念が入り、和尚さんが どこを歩いていらっしゃるとか、他の人が どのように叩(たた)かれるのかなどが気になり、 最初は数を数えるのを忘れておりました。

しばらく様子を伺っていると、隣の方が一 回目の座禅で叩かれていました。左右の肩 を二回ずつ計四回、バンバン、バンバンと 叩かれていました。その音が結構いい音だったので、さぞかし痛いだろうなあと思いました。

一回目は様子を見る方が多く、 叩かれている方は数人でした。また斜め前 に座った女性は警策(けいさく)を受ける体勢が浅かっ たので、和尚さんがもう少し屈むように手で肩を押さえておられました。

座禅終了の合図は音木(拍子木のようなもの)を鳴らされ、続いて鈴を鳴らされま した。音を聞いて、浅い眠りから目覚めたように思いました。

 

座禅の後に頂いた生菓子と抹茶

二回目の座禅が始まりました。今度は心を落ち着かせ、「いーち、にー」と数えながら呼吸することができました。せっかく 来たので、二回目は叩かれてみようと思い、 和尚さんが近づいて来られたのを薄目で確 認して合掌しました。

一回目の時に女性が指導されていたのを思い出し、両肩を深く さげて正面から叩いてもらいました。予想通り結構痛かったですが、気合を注入され たように思います。自分と同じように思った方が多かったのでしようか、あちらこち らで音が響きました。

その後、法話を聴聞 いたしました。本来の座禅は五十分間、線香一本が燃え尽きる時間らしく、また十二 月一日から八日のお釈迦様が仏様となった 日、成道会(じょうどうえ)までは座禅三味(ざんまい)の期間で、昼間に加えて夜九時からも外で座禅をなさるそ うです。やはり修行は大変そうですね。す べての体験が終わるとオプションでお願いしていた抹茶と生菓子をいただきました。

 

 

その後、正月限定でご開帳されている毘沙門天(びしゃもんてん)を拝観しようと思ったら、本堂には長い列が。私も並んでいると、そこは拝観のための列ではなく、御朱印をもらうためのものでした。

こちらのお寺では二○一五 年から、それまでの一種類だけの御朱印ではなく、季節ごとの御朱印があるようです。 そうされた和尚さんの願いは、一年に何回 も足を運んでいただき、仏法に触れて頂き たいということからだそうです。

私は御朱印はもらわずに、途中から行列を抜けて、 ご本尊を拝観いたしました。毘沙門天像は 高さ145.7cm と等身大に近い堂々とし た仏像です。内々陣の小さな部屋で正座を して仏像の説明を受けましたが、その場所がご本尊に向かって斜めになっています。 これは天上界に向かうことを表しているそ うです。

勝林院では 座禅の他に写経や写仏体験 もされているようです。い ろいろな体験を通して、ま た紙面でもご紹介できれば と思います。